2023年12月
前月は、暖かい日差しを感じたり冬の冷え込みや冷たい風の吹く日もあり、衣服調整に迷う日々でした。コロコロ変わる気候の中、園庭で元気に遊ぶ子どもたちはやっぱり“子どもは風の子”です。
焼きいも会は、薄曇りの空の下、焚火の暖かさが心地よく感じられました。畑のお芋堀では、つき組さんが土の中に大きなサツマイモを見つけて、「おいも、あった~」と声を掛け合い、一生懸命掘り出していました。前日には、たくさんのお芋をみんなで洗ってくれました。
ほし組さんは当日、焚火に炎が上がると驚き、嬉しそうにテラスに出てきて友だち同士眺めていました。お芋を新聞紙、アルミに包むお手伝いがすっかり上手になりました。
かぜ組さんから焚火のまわりのおふろマットに座り、ホクホクのお芋を食べるとどの子もみんな笑顔がこぼれ、美味しそうに食べていました。「おかわり!」の声が次々とあがり、お腹も心も満たされていました。
食を育む取り組みは続き、魚屋さんによる食材デーを行い鰤(ぶり)の解体を見せてもらいました。
うみ組さん、もり組さんは発泡スチロールの箱に入った、さばく前の大きな魚を見ると後退りして遠目に見る子、珍しそうに目玉を指さしする子、大胆にラップの上から叩いて触れてみる子…様々な反応が見られました。うみ組M君は積極的に手を伸ばし感触を確かめていました。のちに、お休みの日はお父さんと釣りに行き楽しんでいることをお聞きして納得し、嬉しく思いました。M君の体験、経験が目の前のお魚に繋がったのですね。
ほし組さん、つき組さんは魚屋さんの包丁さばきや解体される魚をみながら顔を後ろに向けたり、確認するためやっぱり見てみたり、驚きの声を上げていました。賑やかな解体ショーの中、魚の大きさや、重さ、食べること、命をいただく「いただきます」の意味を感じてくれたことと思います。
園の一番小さな食べる主体者は、なんといっても、かわいいにじ組さんです。離乳食で食べる力の基礎を育み中です。美味しそうに自ら手を伸ばし、大きくお口をあけてモグモグ食べることが上手になりました。
食糧問題に目を向けると、日本を含む先進国で毎年多くの食糧が生産され、すべて消費されるわけではなく余ったものは廃棄されることが多く、途上国では、貧困や気候変動、紛争など様々な要因で食糧が不足する食の不均衡が起きています。食品ロスをなくすことは、飢餓と同様に一人一人が工夫していくことのできる大事な問題ですね。
子どもたちの成長を喜び、ともに秋の味覚を楽しみながら、意識していきたいと思いました。
明日2日、うみ組、幼児組は成長を祝う会になります。保護者の方々の来園をお待ちしております。
園長 宮田典子
にじ組…0歳児 かぜ組…1歳児 うみ組…2歳児
もり組…3歳児 ほし組…4歳児 つき組…5歳児
2日(土) 成長を祝う会
4日(月) 幼児組身体測定
5日(火) にじ組・かぜ組身体測定
6日(水) うみ組身体測定
12日(火) 避難訓練
14日(木) にじ組かぜ組健診
15日(金) クリスマスお楽しみ会
20日(火) 幼児組誕生会
おはなしびっくり箱
12月29日(金)~1月3日(水)保育園はお休みです。
(年末保育は12/29・30です。中野区へ申請された家庭のみ利用ができます)