2024年12月
だんだんと暗くなり、いつの間にか早くなった日没に冬を感じるようになりました。
冬至(12月21日)には栄養満点のカボチャを食べて元気に過ごしたいですね。
先月は、焼いも会があり、ほし組さん、つき組さんがたくさんのお芋を新聞紙、アルミホイルに包んでくれました。園庭の焚火から焼きあがったさつまいもが包みから湯気を上げて、出てくると「わぁー、まほうみたい…」と声を上げる子がいました。
クラスごとに友だちと焚火を囲んで座り、焼いもを食べると、とても美味く、どの子も「おかわり-」と声を上げていました。
つき組さんのKくんとJくんには、焼きあがったお芋のお裾分けをご近所さんへ届けに行くのを手伝ってもらいました。ご挨拶のあと、「やきいもをやきました。たべてください」と差し出すとニッコリ受け取ってくれ「ありがとう」「がんばってね」と声を掛けてもらいました。二人とも照れ笑いしながらも誇らしげな表情でした。
お隣のおじいさん(大杉さん)のお宅にも届けて帰るとき、庭先に小さな水車の置物を見つけてKくんは興味津々!「これ、なーに」と聞いていました。「みる?」と電源を入れ動かしてもらうと、水が流れ水車が動くのが面白くて、しばらく見せてもらえて喜んでいました。(以前、奥様の大事にしていたものだとお話を伺いました)
子どもたちが大好きな「ぐりとぐら」シリーズで知られる児童文学作家の中川李枝子さんがなくなりました。中川さんを悼む、あまんきみこさんの記事を読みました。
中川さんは17年間保育士をされていた。日ごろ大勢の子どもたちを見て、会話しながら、いらない言葉をそぎ落とす力を持たれたのではないか。そういうなかで「ぐりとぐら」などの作品は書かれた。中川さんは本当の絵本が、童話が書ける。作品の世界で子どもたちが生き生きと動いている。駆けまわっているとのこと。「ぐりとぐら」のような、子どもたちが何回でも聞いて同じところが楽しい生き生きとした絵本を選んでいきたいと思いました。今年のクリスマスは「ぐりとぐらのおきゃくさま」(福音館書店)を大事にして読みたいです。
今週末は、成長を祝う会となります。
お話、絵本の世界を子どもたちが生き生きと、心動き駆けまわる楽しさを保護者の皆さんと一緒に味わいたいと思います。
詩や子どもの本もかいた谷川俊太郎さんが、絵本「生きる」を書いたのはずいぶん昔の話とのことですが「生きているということ いま生きているということ」の一節に「いま」を意識することの大切さ、子ども、戦争、いのちということ、平和ということ…いまだから感じられる言葉がたくさん詰まっていると感じています。
皆さん、どうぞよい年末年始をお過ごしください。
園長 宮田典子
にじ組…0歳児 かぜ組…1歳児 うみ組…2歳児
もり組…3歳児 ほし組…4歳児 つき組…5歳児
2日(月)幼児組身体測定
3日(火)成長を祝う会ごっこ(練習日)
4日(水)にじ組かぜ組組身体測定
5日(木)うみ組身体測定
7日(土)成長を祝う会
10日(火)避難訓練
12日(木)にじ組かぜ組健康診断
18日(水)幼児組誕生会 おはなしびっくり箱
19日(木)クリスマスお楽しみ会
※12月29日(月)~1月3日(金)
保育園はお休みです。年末保育は中野区へ申請された家庭のみ利用ができます。
良い年をお迎えください。