保健から

子どもの運動遊び (3歳以降~幼児期~)
9月になっても暑さで外遊びが難しいですが、3歳くらいの幼児になると遊びの中でしっかりと体を動かすことは、走る・跳ぶ・くぐる・ぶら下がる・押す・掘るなどのいろいろな動きを身につけるだけでなく、丈夫な筋肉や骨づくり・体力づくりなどにつながります。幼児期に獲得したこれらの力は、生涯にわたって健康を維持し、豊かな生活の基盤となります。園では、室内でも工夫して運動遊びを取り入れています。
運動遊びの効果はたくさんあります
- 体力と運動能力がアップ
幼児期は神経機能の発達が著しく、タイミングに合わせて動く、力の加減をコントロールするなど運動を調節する能力がとても向上する時期です。この時期に運動遊びをすることで、児童期以降の運動機能の基礎を作ります。 - 健康な体を作る
幼児期の運動遊びは、丈夫でバランスの取れた体作りに役立ちます。また、この時期の運動習慣は大人になった時の運動習慣に大きく影響します。 - 意欲的な心を育む
遊びから得られる成功体験や「自分はできる」という有能感は、いろいろな物事への意欲を高めます。思いきり体を動かす遊びは、爽快感や達成感につながり、健やかな心の育ちを促します。 - 社会性・協調性がアップ
ルールを守り、友達とコミュニケーションを取りながら遊ぶことで、社会性や協調性が育まれます。 - 脳の発達を促す
素早い身のこなしや状況判断・予測などが必要な全身運動は、脳の発達にとても効果があると言われています。また、子どもたち自身で遊びのルールを変化させたり、新しい遊びを生み出すことは豊かな創造力を育みます。

親子遊びで親も子どもも健康に
親と子どもがスキンシップを取りながら運動遊びをすることで、脳の中に幸せホルモンと言われる「オキシトシン」が放出されます。たくさんスキンシップを取りながら親子遊びをして家族みんなで健康になりましょう。
【幸せホルモン「オキシトシン」の効果】
- 人との絆を深める
- 記憶力を高める
- からだの成長を促す
- 心を安らかにする

酷暑で外遊びができない…
室内ですぐにできる3歳からの親子遊び♪
- 【たぐりよせ タオル綱引き】
タオルの端と端を持って、引っ張り合いをしてみましょう。 - 【体を伝う からだのまわりをぐるっと一周!】
子どもがコアラのように、大人のからだの周りを落ちないようにぐるっと一周します。 子ども1人でまわるとより難易度がアップしますよ。
