保健から

朝晩の気温が下がり、秋の気配を感じてきました。
季節の変わり目は寒暖差から風邪をひきやすく、子どもは鼻水や咳の症状が出る子が多いです。
鼻水から起こる病気
鼻に花粉やホコリが入り込むと、これらの異物を身体の外へ流し出そうとして鼻水が出ます。
ウイルスや細菌などに感染すると、膿の混じったドロッとした黄色~黄緑の鼻水になります。
鼻水を溜めたままにしていると鼻の中の細菌が増え副鼻腔炎になったり、鼻は耳や喉にもつながっているので中耳炎や咳の原因となります。
子どもは鼻の粘膜が敏感で鼻腔が狭いので、鼻汁や粘膜の腫れですぐに鼻が詰まります。
3歳までの鼻のケア
2~3歳になるころには自分で鼻をかむことを教えてあげたい時期
自分でかめるようになるまで、こまめに鼻のケアをしてあげましょう。
~鼻水を出しやすくするポイントは、加湿と保温です~
- 鼻をホットタオルなどで温める
- 入浴する(湿気で鼻の中が湿り、鼻の通りが良くなる)
- 温かい食べ物や飲み物を飲む
- 市販の鼻吸い器で、起床後、授乳・食前、入浴後、入眠前など定期的に吸引する
正しい鼻のかみかた
- 片方ずつかむ 片方の鼻をきちんと押さえる
- 鼻をかむときには口から息を吸う 鼻水を押し出すために空気を吸い込む
- ゆっくり小刻みにかむ
- 強くかみすぎない かみにくい時も一度に力を入れず、少しずつかむようにします
楽しみながら鼻をかむ練習
- まずはお口で「ふうー」
ティッシュを顔の前に広げ、お口で「ふうー」と吹いてみる
(ケーキにあるろうそくの火を消すイメージ) - 次に鼻で吹いてみる
1⃣と同じように顔の前にティッシュを広げ、今度は口は閉じて鼻で「ふんー」と吹いてみる
(スプーンを用いて曇らせるように鼻息をかける練習も効果的です) - 鼻息でティッシュを飛ばす遊び
- テーブルの上に小さくちぎって丸めたティッシュを数個置く
- 保護者が、口でティッシュを吹き飛ばして見せる→子どもと一緒にやってみる
- 保護者が片方の鼻の穴を指でふさいで、鼻息だけでティッシュを飛ばして見せる(口から息を吸い込みしっかり口を閉じる事を教える)→子どもと一緒にやってみる
✿無理強いせず、焦らずにゆっくりと進めることでコツをつかめば、鼻かみが上手になります