子どもの病気・事故
熱について
 子どもが熱を出す原因はさまざまです。
      高い熱ほど重い病気とはいえないので、高い熱が出ていてもあまり心配しないように。
      熱の高さよりも大切なのは、食欲や機嫌、元気があるかどうかなどです。
      たとえ熱はあまり高くなくても、普段の活気が全くなく、あやしても笑わず、顔つきがいつもと違う、食欲もなく、ぐったりしている等々。こんなときはできるだけ早めにお医者さんに連れていきます。
 
     風邪などで、熱が出ている時は、リンパ球がたくさんつくられてウィルスを殺す力を強くしようとしている時です。吐き気や下痢がある時もウィルスと闘いやすいよう安静を保ってあげることが大切です。
       少し熱が下がったり、よくなりかけた時など少し元気になると動き回ったりしますが、なるべく絵本を見たり、おとなしい遊びに誘って、安静にしたほうが早く良くなります。
    
 
    - 夏季熱
        子どもはよく、夏、うつ熱で体が熱くなることがあります。 
 大人のように体温調節がうまくできませんから、暑い部屋に長くいたりすると熱が体にこもってしまうのです。
 わりあい元気がいいのに熱があってどうもおかしいと思うときは、ひとまず涼しい部屋に連れて行って、麦茶などを飲ませて様子を見ましょう。
 その上でもう一度熱をはかってみるとうそのように下がっていることがあります。そんな場合は夏季熱です。
- 日射病 熱射病
        直射日光に長時間当たった時に起こる日射病、風通しの悪い部屋に長時間いたりしたときに起こる熱射病、どちらの場合もぐったりしてきます。 
 軽いうちなら、風通しのよい涼しい場所に移し、水分を補給するだけで回復します。
 ひどい時は、高熱を出したり、脱水のためにショック状態になったりします。
 子ども連れの旅行、外出などはいろいろな状況を考え、日差しの強い日中を避けたり、子供に負担のかからない方法を考えましょう。
         ※旅行後は、一日ゆっくり家で休養してから登園するような計画にするといいですよ。